商品について
【本書の特色】
産業界では多くの場合,計算プログラムを解析・設計技術者が自らコーディングすることが少なくなり,はん用の解析プログラムを用いて解析が行われ,市販のポストプロセッサにより可視化され,その結果が設計に利用されている.
一方,大学における計算力学の教育は,従来の材料力学,流体力学などの講義の一部として行われており,その内容は基礎的な概念やアルゴリズムに関するものが主で,演習まで含めた体系的な教育を行っているところは少ない.そのため企業に就職した若い技術者・研究者たちは,はん用のプログラムのマニュアルにたより,解析の内容についてはブラックボックスのまま結果を出しているという危ぐ(惧)すべき事態も起こっている.こういった問題を解消するためには,解析されるべき現象の物理的理解能力は当然のことながら,現象のモデル化の技法,解析結果の解釈と評価など,これらのはん用ツールを使いこなす能力のかん(涵)養が重要な課題となってきている.
「計算力学ハンドブック」はこのような社会の要請に応えるべく企画されたもので,次の2点を執筆目標として掲げた.
(1)本ハンドブックは比較的詳細な内容を記述した教科書,専門書などがすでに出版されていることを前提として,計算力学を専門としない研究者,技術者がデスクサイドにおいて使用できる出版物とする.
(2)したがって基礎理論などに関する教科書的な記述は必要に応じて文献を挙げておく程度にとどめ,基礎事項および応用に際しての重要事項などについて要点をまとめて示し,ユーザの立場に立って使いやすい記述となるよう心掛ける.
本書はこのような計算力学ハンドブックの第II巻「差分法・有限体積法(熱流体編)」として,企画・編集を行った.
産業界では多くの場合,計算プログラムを解析・設計技術者が自らコーディングすることが少なくなり,はん用の解析プログラムを用いて解析が行われ,市販のポストプロセッサにより可視化され,その結果が設計に利用されている.
一方,大学における計算力学の教育は,従来の材料力学,流体力学などの講義の一部として行われており,その内容は基礎的な概念やアルゴリズムに関するものが主で,演習まで含めた体系的な教育を行っているところは少ない.そのため企業に就職した若い技術者・研究者たちは,はん用のプログラムのマニュアルにたより,解析の内容についてはブラックボックスのまま結果を出しているという危ぐ(惧)すべき事態も起こっている.こういった問題を解消するためには,解析されるべき現象の物理的理解能力は当然のことながら,現象のモデル化の技法,解析結果の解釈と評価など,これらのはん用ツールを使いこなす能力のかん(涵)養が重要な課題となってきている.
「計算力学ハンドブック」はこのような社会の要請に応えるべく企画されたもので,次の2点を執筆目標として掲げた.
(1)本ハンドブックは比較的詳細な内容を記述した教科書,専門書などがすでに出版されていることを前提として,計算力学を専門としない研究者,技術者がデスクサイドにおいて使用できる出版物とする.
(2)したがって基礎理論などに関する教科書的な記述は必要に応じて文献を挙げておく程度にとどめ,基礎事項および応用に際しての重要事項などについて要点をまとめて示し,ユーザの立場に立って使いやすい記述となるよう心掛ける.
本書はこのような計算力学ハンドブックの第II巻「差分法・有限体積法(熱流体編)」として,企画・編集を行った.